漢字学習は幼児期が最適?!教え方や効果がわかる本を紹介

 

子どもの頃、覚えなければいけない漢字を1ページ分書き続ける。

という苦行を体験した方、多くいらっしゃると思います。

遠い昔の記憶ですが、その作業を嫌だなと思いながらやったことは覚えています。

 

社会人生活が長くなり、通勤時間に本を読んでいたこともあり、漢字にも慣れました。

ふじめぐ
子どもには私みたく漢字でつまづいてほしくないなぁ

 

とは思っていましたが、就学前から取り組む方法があるなんて、思いもしませんでした!

幼児の漢字教育、なかなか興味深いです。

「幼児期の漢字教育」に関する本を読んでみた

ママ
幼児のうちから漢字教育って必要なの?

平仮名も読めないのに、難しすぎるんじゃない?

 

そうなんです、幼児期に漢字教育をする、なんて聞くと、

ふじめぐ
スパルタかっ?!

ずいぶん教育熱心だね…

と思ってしまっていました。

 

以前、英語教室を主宰されている廣津留さんという方の著書「成功する家庭教育最強の教科書 世界基準の子どもを育てる」を読みました。

なんでも、通塾などせずにハーバード大学に入学されたお子さんがいらっしゃるとか。

ご自身も通訳などで活躍していたそうですから、基礎学力が遺伝子レベルで違いそうですが。

 

その著書の中で、漢字教育は幼児のころからされていたという内容を読みました。

「傘やら靴やらに”傘””靴”など漢字を書いた紙を張り付けていた」と書いてありました。

ふじめぐ
家庭でそんなことをするなんてすごすぎる…。

と、凡人の感想を一通り述べたくらいで、我が家の知育に取り入れるには至りませんでした。

家じゅうの物に名札(かなり大きめ)を付けるってハードル高いですよね?!

同居だから、実母にも何か言われそうと思うと、なかなか一歩を踏み出せないし。

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やる気がないだけじゃん。

と言われればその通り。

 

ではなぜ今急に漢字教育が気になり始めたのか。

それは…

ふじめぐ
せっかく子どもが平仮名を読めるようになったけど、絵本が平仮名だけで読みにくそう…

私も読み聞かせのとき、平仮名だけの文章ってとっても読みにくい!

と思ったからです。

平仮名だけって、全部読んでみないとわからない単語があったりします。

 

子どもが読んでいるところを見ていたら、

① 読みながらだと意味が理解できない(1音ずつ発音している感じ)

② 1度読んで意味がわかって、また読み直す

ふじめぐ
せっかく頑張って読んでるのに、なんだか効率が悪いなぁ…楽しめているのか疑問。

 

そこから子どもの漢字へのアプローチの仕方をネット検索していたら、漢字教育の第一人者である石井勲さんという方がいらっしゃるのを知りました。

早速図書館で著書を借りて読んでみたところ、その内容は大変興味深かったのです。

小学生より未就学児の方が難しい漢字でもすらすらと覚える

人間の記憶力は3歳がピーク!

「書く」という能力については別ですが、「読む」という点について高い能力があるのは未就学児だそう。

機械的に覚える記憶力は3歳がピークで、その後落ちていくそうです。

理論的に覚える方法は訓練すればどうにかなるのですが、幼少期に機械的に覚える作業を意識していれば、その後も役立ちそう。

機械的な記憶は右脳が優位に働くそうですが、右脳を使うことで、左脳がよりよく機能するようになるそうです。

機械的に記憶出来る時期に漢字に慣れ親しんでおけば、いざ書く能力が問われる時がきてもそれほど苦しまずに習得できそうです。

 

「幼児期の漢字教育」が必要か?と聞かれれば、それほど必要ないかもしれませんが、不要ではないでしょう。

実際、街に出て看板や標識で目にするものも漢字が多いですし、読めれば便利だし楽しい。

それほど害になることはないかなと考えました。

ふじめぐ
漢字を読むとき、右脳と左脳の両方を使うって!

これは脳内の回路を発達させるのにも良さそうだ!

 

先取り教育をすると「小学校での勉強が簡単になりすぎて、授業がつまらなくなる」などとも言われますが、それはまたその時に対応して行こうと思います。

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幼児への漢字の教え方。絵本や遊びでアプローチ!

漢字を教える

となると、覚えさせる、書かせると考えがちですが、幼児に勉強は不要です。

テストがあるわけでもないし、我が家の場合は受験するわけでもありません。

 

石井式漢字教育は

「漢字教える」ではなく「漢字教える」

との教育方針ですから、漢字を覚えているかを重要視はしないと。

1文字しか違いませんが、えらい違いです。

 

まずは漢字に慣れ親しむことが最優先。

知っている(認識できる)漢字を増やしていき、

「これ知ってるよ!」

と思えるようにするといいようです。

 

幼児(未就学児)ですから読み書きのテストを目的とした学習ではありません。

まずは身近なもので漢字を見せることから始めます。

自分や家族の名前がいいかもしれませんね。

お友達の名前も、漢字で書くと印象が違ってくるので面白そうです!

「漢字学習の効果は何か」がわかる、おすすめの本

私が図書館で借りた本は「石井式漢字教育革命」というタイトルの本で、1977年に出版されたものです。

そのころにこういった教育改革を行うのは大変だっただろうなぁと想像できます。

40年も前の本ですが、とっても新鮮です。

 

新しく、より実際に取り組まれた方の効果がわかる本がこちら。

 

子どもへの具体的な働きかけの仕方も掲載されていて、興味があれば取り入れやすいと思います。

まとめ

我が家の娘はすでに4歳。

なので遅いかもしれませんが、遊びに漢字を取り入れようと思います。

夫には「幼児はひらがなより感じで6倍伸びる」を渡して、なぜ私が漢字教育に興味を持ったかを理解してもらいました。

子どもに関わる人の理解を統一するのは重要ですよね!

本を読み終えた後の夫の

ふじめぐ夫
いつ始めるの?!絵本は届く?

という一言で、賛同してくれたのがわかり嬉しかったです!

 

石井式を直接学べる塾が恵比寿(東京都渋谷区)にあるようですが、地理的にそこに通うのは難しいです。

通信教育を行っているので、そちらを受けてみたいなぁなんて思っています!

 

ちょっとだけ漢字が使われている絵本を読み聞かせに使うのも良いかも!

おススメはおしりたんていの児童書です。

ふじめぐ

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ふじめぐ