ピアニストの辻井伸行さんをご存じですか?
生まれつき目が見えないという障害を持ちながら、ピアニストとして世界的に活躍する辻井さん。
彼が奏でるピアノの音は、素人の私にも優しく聞こえ、心が洗われるような感覚になります。
テレビ番組や動画配信などで見る限り、とても素直なまっすぐな性格の伸行さん。
それがピアノにも表れているんだろうとは想像に難くないです。
と、ただただ興味をもったので、伸行さんを育てたお母さんの子育ての法則を教えてくれる本に飛びつきました(笑
と自信を持って言える親御さん多いと思います。
私も親ばかです。
が、それが子どもの才能を引き出せる親ばかなのかは…私の場合、違うかも…。
親は大体「我が子が一番」と素直に思える親ばかばかりだと思います。
でもどういう風な親ばかでいればいいのかって分からない。
ただただ”可愛いかわいい”だけじゃダメなの事は百も承知なので、成功者の親ばかっぷりをさっそくお手本にしてみましょう!
1960年、東京生まれ。東京女学館短大卒業後、
フリーのアナウンサーとして活躍。86年、産婦人科医の辻井孝と結婚。
88年に生まれた長男・伸行が生後まもなく全盲とわかり、絶望と不安のなか、
育児書や子育てマニュアルが全く役に立たないところから、
手探りで子育てをスタートする。
「明るく、楽しく、あきらめない」をモットーに、
持ち前のポジティブさと行動力で伸行を育てる。
つねに子どもの可能性を信じ、よく見て、ほめる「親ばか」の子育てで、
生後8カ月で伸行の音楽の才能を見つけ、プロのピアニストへと二人三脚で歩む。
辻井いつ子公式サイト:辻井いつ子の子育て広場プロフィール参照
とっても爽やかな笑顔がまぶしい、明るい印象の女性です。
辻井伸行さんを見ていても、とーってもお母さんに似て明るく爽やか。
2009年に国際的なピアノコンクールで伸行さんが優勝してから、いっぱいメディアでも拝見するようになりました。
Youtubeでその姿がいくつもアップされています。
素晴らしい演奏!
音楽にはあまり詳しくないですが、辻井伸行さんの演奏はピアノの音が違う気がしますね。
私ももれなくコンクールで優勝した時に辻井さん親子をテレビで知りましたので、明るく爽やかな笑顔が印象的なお母さまの印象しかありませんでした。
まさしく「明るく、楽しく、あきらめない」のモットーを体現されているって感じ!
ですが、やはり普通ではない子育てでの苦労と、それを乗り越える努力もされていました。
子育てに思い悩み、ご主人が自殺を心配して毎日帰宅して確認するほどの精神状態にあったほどだそうです。
悩みながらも子どもを信じて、子どもの才能を存分に伸ばされたその方法を10個にギュっとまとめてくださいました!
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タイトルにもある「親ばか力」とはなんなのか。
親ばか+力
なので、とりあえず親ばかという言葉の意味を確認です。
親が子に対する愛情に溺れ、はた目には愚かなことをして、自分では気づかないこと
出典:広辞苑
はた目には愚かなことをしている…ちょっとあまり良い意味ではないですね。
と思いますよね。
そこで辻井さんがいう「親ばか力」の意味について、こうかいてありました。
そうか、我が子が我が子がという度が過ぎるバカ親ではなく、子どもの可能性を信じて応援できる親になること、なんですね!!
その加減によってはバカ親に突き進みそうですので、気を付けないといけませんね。
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子どものちょっとした変化に気づけるのは、やっぱり親ですよね。
いや、いつも見てもらっている幼稚園や保育園の先生でも気づいてくださるかもしれません。
が、その気づいた後、じゃあそこを伸ばそう、もうちょっと働きかけてみようと思うのはやっぱり親ですね。
習い事を始めてみたり、プロの技を間近で鑑賞したり、動画を見たりとアプローチの方法は色々ありますが、その子だけにフォーカスしてきっかけ作りをしてみようと思うわけです。
ただ、「気づくほどの才能」がないと感じる方が多数だと思いますし、毎日の生活でアプローチどころではないとか、家庭によってさまざまな事情が色々あると思います。
我が家も例にもれず「才能を感じた!」という出来事は…今のところありません。
ないので、それを見つけるためにアンテナを張っていないとなと思っています。
そして何か見つけたら、やってみる。
やってみて「これじゃない」と感じたらそれはそれでいいと思いつつ、やってみること。
子どもの一番のファンになること。
子どもの好きなことをサポートする、一緒になってやってみるだけで、子どもは安心して努力をし、能力を発揮するようになるということ。
たとえ一般的には「無理でしょ」と思う事でも、「やってみよう!挑戦してみよう!」を積み重ねていけば、自分ひとりで判断する場面に遭遇しても、自信をもって進んでいけるようになるんですよね。
「子どもの可能性を信じること」は結構高いハードルですが、千里の道も一歩よりですから親も挑戦しなければいけないですね。
辻井さんが息子さんに見出した才能は「ピアノ」で、それこそピアニストになることは一般的に成功確率が低いことです。
それでもあきらめず、親ばか力をいかんなく発揮し、息子さんは多くの人に愛される素晴らしいピアニストになられました。
これからはあれこれと考えず、いいね!と反応できるように心の準備をしておきます!
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何事も具体的に計画したり想像したりすることが、達成への近道ということはわかりきったことです。
それまでの道のりが中々険しく、遠回りや挫折はつきもの。
ただ、具体的に最終的なゴールのイメージを取り組む人みんなが一致して持っていれば支えあって乗り越えられる可能性が高くなりますね。
親子の場合も同じだと、辻井さんはおっしゃっています。
辻井さんは伸行さんの才能をピアノに見出しましたが、伸行さんご本人も大きなホールでピアノを演奏したいという思いがありました。
親も子も、同じようにピアニストになるという夢を共有することで、一歩ずつそこに向かって歩んでらっしゃいました。
きっといつ子さんの思いだけだと成り立たなかったと思います。
子どものやりたいことをサポートするためには、近い将来でも遠い将来でも同じイメージを持つことがスタートラインになりそうです。
先天的なハンデを背負い生まれてきた伸行さんの育て方をシェアしてくださっている著書ですが、精神的なありかたも学べます。
やっぱり親が明るく素直でないと、子どももそうはなりませんよね。
ここは親の心がけ次第。頑張らねば。
子どものファンになるという点ですが、
という親御さん多いと思います。私もそうです。
親側が気づかない気づけないなのか、子どもが平凡なのかは…わかりません!
カエルの子はカエル…ですかね。
でも今すぐそういった才能が見つからないとしても、そのうち嫌でも勉強だ受験だと始まります。
そういった、やらざるを得ないことにファンになってもいいかなと思います。
えー、そんな難しい問題解けるの?
お母さんが知らないこといっぱい知っるね!もっと教えて!
と、クイズが得意なアイドルにでも掛けるような言葉を浴びせてやる気が出るように仕向けるのもファンっぽいですね!
とにかく、親は出来るだけ機嫌よく過ごしつつ、子どもが何かをやりたいと言ってくれるその日に備えて「いいねいいね!」を練習しておくとよさそうですね!
今年に入り、新型コロナウィルスの流行であっという間に世界情勢が変わってしまいました。
大学に入っていい会社に入れば安泰という時代も、気づけばなくなったに等しい世の中です。
そんな中でもというか、こんな状況だからより一層いい大学、いい会社に入ることを求めてしまいそうですが、コロナのようなことが起こって会社から放り出されてしまったとき、自分で何かできる力を付けていて欲しいなと、最近思います。
生き生きと生活する力があれば、どんな状況も乗り越えていけるはず。
そのためにも何をするにも子どもを応援、サポートできる親になりたいですね。
きっと伸行くんにピアノの才能がなかったとしても、辻井さん親子は生き生きと生活されていたと思います。
そんな明るさやエネルギーが本から感じられました。
紹介されている子育ての10の方法は著書でご確認ください!