「あまくない砂糖の話」ってご存じですか?
オーストラリア発の砂糖に関するドキュメンタリー映画です。
私は先日友人に勧められてみました。
気軽に見られた理由はこちら。
2014年製作。
日本では2016年に公開されたドキュメンタリーですが、現在の世の中の状態はあまり変わっていない…というかむしろひどくなっている?ので”内容が古いよ!”ということは感じません。
そして真面目な話ですが、ポップな印象に作ってあるのでさらっと見られます。
以前、レビューを書いたこの本でも、糖質制限(といっても厳しい物ではない)すると良いとのことだったのですが、このドキュメンタリー映画を見たら、まず自分からやろうと強く思えます。
まずはちらっと映画の内容をどうぞ。
予告編を最後まで見ると
「だから、あなたは痩せなかった!」
と出ますが、いや、痩せる以前にめちゃ不健康!と思ってしまいます。
シェイク1杯で砂糖34杯分(ティースプーン)。
Amazonのレビューによると、監督・主演のデイモン・ガモーは”ケトジェニック※信者”らしく、砂糖に対する見方は一般の人より厳しめかもしれません。
そのレビューでは彼は”アンチ砂糖派”と表現されています。
※ケトジェニックとは
砂糖、甘い果物全般、デンプンが豊富なもの全般を避け、各種ナッツ、生クリーム、バターの摂取を増やす。食べ物に含まれる脂肪分は、「長鎖中性脂肪」( Long-Chain Triglycerides, LCT )と呼ばれる分子で構成されるが、このLCTよりも短い炭素鎖からなる「中鎖中性脂肪」( Medium-Chain Triglycerides, MCT )は、ケトン体の産生量を増やすため、MCTが豊富なココナッツオイルを摂取する場合もある。脂肪の摂取比率を減らし、タンパク質の摂取を増やすケトン食もある。小児癲癇用のケトン食では、年齢と身長を考慮し、身体の成長と修復に必要な量のタンパク質を摂取する。
引用元:Wikipedia
正直、極端な内容なのかもしれませんが、このぐらいのインパクトで丁度いいのかと思われます。
だってこの映画の場合、食生活を変えるほどのインパクトがないと意味ないですからね。
監督・主演を務めるデイモン・ガモーは実験前、砂糖抜きの生活をしていました。
これ、彼女の影響だそうですが、砂糖抜き生活で彼の体調はすこぶる良かったそうです。
※食生活は体質にもよりますから、一概に砂糖抜きが良いとも言えません。
そんな彼は、人間が1日で摂取している砂糖の量がティースプーン40杯分ということ、そして砂糖の影響があまり詳しく知られていないことを知り、どんな影響があるのかを自分のカラダで実験することに。
期間は60日間。2ヵ月ですね。
実験前と実験中の食事内容の変化はこちら。
当たり前なのですが…
実験中の食事は普通の人が、普通の生活で食べているもの。
しかも「ヘルシー!」とかうたわれている商品がいっぱいです。
ルールには「必ず低脂肪のものを選ぶこと」とありますからね。
それなのに、実験を重ねていくにつれガモーの顔色はどんどん悪くなり、体形にも変化が。
一番顕著な変化は、情緒。
砂糖による血糖値の変化に、気持ちが影響されてしまっているようです。
60日後、ガモーの身体に起こった変化は、具体的には以下のとおりです!
引用元:Wikipedia
こんなにも悪影響があるなんて…お砂糖怖い!!
逆にいま上記の症状で困っているなら、砂糖を控えてみると良くなるってことかもしれませんよ!!
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正直、とってもショッキングな映像でした。
幼いころから毎日マウンテンデューを飲み続けているという少年の歯の状態…
ので、のせるの辞めました。
ご覧になりたい方はこちらからどうぞ!→IMDb That Suger Film
マウンテンデューのようなジュースを毎日飲むなんてありえない!
と思いますし、歯磨きをしていればこんなことにもならないんだろう、とも感じました。
が、たぶん日本でも私たちの身近にある子ども用飲料でも同じで、虫歯リスクはかなり高くなりそう。
あとは砂糖が体組織の働きを阻害して、歯や体をもろくしているのかなとも思います。
でも本当に怖いです。
とある部族の町にもガモーは取材に行きましたが、流通が発達して食事内容が近代化した途端、病気がちになった人が増えただけでなく、人工透析が必要な人も増えたとまとめられていました。
その町も一時期はコカ・コーラがバカ売れしていたようですから、美味しい飲み物には糖分がいっぱいなのが常なのでしょう。
ガモーが実演していた朝食用のジュース作り。
リンゴを普通に食べたら1つである程度の満足感が得られるのに、ジュースにすると1杯分で4個くらい使う上に同じような満足感は得られないと。
果汁100%と聞くとヘルシーな印象を受けますが、実はフルーツの糖分だから良いわけではないんですよね。
子ども用飲料なら考えられてるだろうと思っていましたが、そもそも飲ませることは控えた方がいいんだろうなと感じました。
子どもの食事、家族の食事をコントロールできる立場にいる人なら、変えられるところは少しずつでも変えた方が、将来的に健康になり、大病しにくく医療費の削減にもつながるかもしれません。
物心ついたときからダイエットを考えるのも辛いですし、砂糖によって感情がコントロールできなくなってしまうなんて困ります。
砂糖を一切取らないのは難しくても、ある程度減らすことは簡単です。
大人も子どもも、集中力にかける、落ち着きがない、情緒不安定だなど思い当たることがあるなら、この映画を参考に解決できるかもしれません!
私も気軽に糖分を取らないように気を付けていきます。
とりあえず、子どものおやつは捕食と考え、お菓子以外で選びたい!(いまのところ希望)
家族の糖分摂取のコントロール、積極的に頑張ろう!!!