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国語力とは何のこと?腑に落ちた説明と目標の設定。

子どもが生まれたときから、ぜひとも国語力のある子どもに育てたいと思っていました。

なので、読み聞かせや図書館通いで本に親しみを持つような機会を作っています。

ただ、最近の情報収集によると「読み聞かせだけでは国語力(読解力)は育たない」という話が多いと判明。

関連記事:読み聞かせるだけじゃ効果なし?「効果」とはなんのことか。

 

私が検索したネットの情報によりますので、偏りがあるかもしれません。

でも国語力が育たない可能性は低くないような印象。

 

うーん、と悩んでいました。

うーんと悩んでいたときに、ふと思ったことが。

ふじめぐ
そもそも国語力ってなに?

どんな力があったら国語が理解できていることになるの?

ということで、今回は国語力についてまとめてみました。

国語力の意味

国語力とは、「国語」+「力」です。

では国語とは何のことか。

教科としての国語しか知りませんから、他の意味があるかもしれません。

国語は、その国家を代表する言語で、公の性格をになう言語のことを指す。「国家語」ともいい、国民にとって共通の言語というべき性質をもち、国民国家形成の必須条件である。「外国語」と対をなす言葉であると一般的に認識されている。あるいは国際的な「公用語」とも対となる言葉でもあるとされる。

出典:Wikipedia

…さして違った意味はありませんでしたね。

「日本語=国語」ですね。

国語力は、日本語を運用する能力のこと。

と考えてよさそうです。

ではどんな国語力が必要とされているのでしょうか。

文部科学省の説明「これからの時代に求められる国語力について」

文部科学省がタイトルの文章をウェブページで公開しています。

平成14年に文化審議会に諮問を求め、平成16年に答申されたものです。

これからの時代に求められる国語力について 文部科学省ウェブページ

ちょっと古いですし、文章が長すぎて読む気も失せます。

が、簡易的な図が掲載されていたのでそちらを参照したいと思います。

http://www.mext.go.jp

※ クリックで拡大します。

 

ぱっと見て求められるとされている国語力は下記4つ。

考える力 分析力、論理構築力などを含む、論理的思考力
感じる力 相手の気持ちや文学作品の内容・表現などを感じ取ったり、感動したりできる情緒力
想像する力 現実には存在していない事柄などを推し量り、頭の中でそのイメージを自由に思い描くことのできる力
表す力 考え、感じ、想像したことを表すために必要な表現力

審議委員会は、この4つの能力を育てるのに「国語教育」と「読書活動」をとおして「自ら本に手を伸ばす子供を育てる」ことを目標としています。

 

まぁ特に新鮮な印象はなく、想像に難くない内容でしたね。

情報が古いですが、答申から15年経った今(平成31年)でも求められている能力はあまり変わっていないと思います。

 

でも前述のとおり、この答申で推奨されている「読書」(小学校低学年までは読み聞かせ)をしても、国語が苦手だという子がいるのです。

文字が読めても意味や話が理解できていなければ、それは「読む」という行為をしているだけですから、国語が苦手だというのもうなずけます。

うーん、もうちょっと具体的な読書の仕方を教えてくれないと、読書といわれただけでは効果があがりそうにないですね。

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国語力の基礎となるのは視考力!

文部科学省の答申では、論理的思考力をはじめとする4つの力の集合体が国語力ということですよね。

この4つに共通して必要なのは、

国語(日本語)をイメージする力=視考力

だということを知りました。

視考力とは

文字・言葉や数字などの記号から視覚イメージを再現し、それを操作する力のこと。

この言葉を知ったのはどんぐり倶楽部のホームページ

幼児教育に関して情報収集しているときに、たまたま行きつきました。

 

ホームページはかなり複雑なつくりになっていて、正直どこを見ていいかわからない状態。

でもとっても気になったので、本を買って読んでみました。

ホームページをくまなく読めば、こちらの本を買う必要はないかもしれません。

情報がまとまっているのでサッと読みたい人は書籍の方がおススメです。

 

どんぐり倶楽部についていろいろ検索してみました。

主宰の糸山泰造さんの説明の仕方が好きではないという人が結構いらっしゃいますね。

偉そうとか上から目線だとか。

ネット検索の結果には、「宗教みたい」というコメントもありました。

私は、糸山さんの信念、子どもの能力を育てたいという熱意を感じました。

他の幼児教育に関してぼろくそに評されている点と、英語の早期教育にも反対されている点はスルーしています。

私はパルキッズのやり方がとっても良いと思っていますから!

いいと思ったところを取り入れる主義です。

 

とにかく、私が子どもに身に付けてほしい「国語力=視考力」について、イメージする力だという説明は腑に落ちました。

問題文を読んでも、その内容がイメージできなければどうにもなりません。

イメージできれば、それを利用して分析することや感じ取ること、言葉で表すことが出来るようになります。

 

どんぐり倶楽部は文章題を絵にさせて解くという手法です。

なので文章をイメージに落とし込む作業をします。

最初は文章題を読み上げ、それを「絵で書いてごらん」と言われて書けない子が多いそう。

文章を絵にすることって、なかなかやらない事ですから大人でも難しく感じます。

「イメージする」という頭の使い方が重要なので、どんな絵でも良いそうです。

これをやっていれば、難しい文章でもイメージすることができ、算数の文章題も楽々解ける様になるそうです。

ふじめぐ

難しい問題も公式を知らなくても解けるようになるって!

さっそくどんぐり倶楽部をやろう!!

とおもったら、急ブレーキ!

どんぐり倶楽部に取り組むのは早くても年長さんから!

(5歳になってから)

えー!!そうなのかい?!

ということで、現在お預け状態です…

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まとめ 教育目標の設定

国語力について私なりに解釈してみました。

いかがでしたでしょうか?

 

以前から「子供には国語力をつけさせたい」と思っていました。

全ての教科が日本語で行われる以上、国語の理解力があればとりあえず心配いらないと思っていましたから。

国語力をつける為に読み聞かせをしていますが、「無駄だった」などの情報があり不安が産まれました。

不安に思っていたのですが、正直言って国語力の具体的な能力って何か知りませんでした。

これを考えることによって、具体的に取り組むべきことがわかりました。

 

今回、どんぐり倶楽部の情報を見つけて”視考力を付ける”という明確な目標を見つけることが出来ました。

娘の国語力がついた姿をイメージできたのでスッキリです!

はやくはじめたーい!(まだプリントは購入してませんけどね)

どんぐり倶楽部にご興味あれば、こちらをどうぞ。

別名ジャングルホームページだそうです笑

どんぐり倶楽部 公式ページ

 

どんぐりを試せる市販のワークもあります。糸山先生と前田卓郎さんの共著。

 

【追記 2021年2月】

読書レビューで書いたものですが、国語力についての理解が深まった気がします。

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