「学習習慣 つけ方」などでネット検索すると、
短い時間でもいいから毎日続けるようにしましょう。
とか出てきます。
そう、学習習慣をつけようと思っても、嫌がられる、なかなか出来ない…と悩んだりしますよね。
そこが少しでも改善できるのでは?と思った情報があったので、まとめました。
学習習慣をつけるその前に確認したい子どもの体のこと
就学前に学習習慣をつけるとよい、と聞きます。
未就学児向けの通信教育のCMでもうたい文句になっていたりします。
我が家は公文教室に通ったことでプリント学習の習慣がついたので、教室通いを辞めたあとも自宅で細々とプリント学習を続けられています。
継続しているだけですが、習慣になっているととっても楽ですね。
毎日続けるには少なからず努力が必要ですが、続けていると子どもの成長が感じられることもあるので楽しいです。
そして就学後、机に向かうことに抵抗がなく授業を受け入れられたら親子ともども”楽”だろうなという下心があります。
どんな理由にせよ、幼少期の学習習慣については親主導になりますよね。
子どもの気まぐれで「公文やりたい」と発言したことが勉強を始めるきっかけになったりしますが、継続については親主導。
そんな親主導になりがちな学習習慣、前向きに取り組む子どもは少なそう…
中には自主的に取り組む子どももいるようですが、かなりレアケースだと思います。
うちの子ったら
・やり始めてもダラダラして集中力がない。
・落ち着いて椅子に座っていられない。
・そもそも読み書きに興味を示さない。
もー勉強なんて無理じゃない?!
など、机に向かうことが難しい理由はいくつもありますね。
朝学習を習慣化した我が家でも、集中力ないなーと思う事が多々あります。
ここを少しでも少なくしたい。あわよくば集中力アップしたい。
そんな時にこの本に出合いました。
これを読んでみると、机に向かって集中して何かをするという行為は子どもの趣向や性格などもありますが、基本のところで受け入れる体制があるのかどうか、ということも考えられるようです。
子ども側の受け入れる体制というのは、いったいどういうこと??
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学習習慣が受け入れられる体制とは?
学習習慣が受け入れられる体制とは、子どもの体や心が受け入れられる体制かどうかをさします。
・やり始めてもダラダラして集中力がない。
・落ち着いて椅子に座っていられない。
・そもそも読み書きに興味を示さない。
上記のような状態が見られる子どもの場合、受け入れ態勢が出来ていないかもしれないと本を読んで知りました。
それもあるようですが、なかなか集中できない・集中できる時間が短い、イライラしやすいなどは別の原因があるようです。
それは、”糖質過多”と”質的栄養不足”というもの。
と思っていても当てはまるかもしれないんです!!
まさか、そんな!
…っていうかそれってどういう事??
糖質過多?質的栄養不足?
糖質とはどんな働き?過多ってどんな量?
ごはんやパン、麺類など、日本人にはかなり身近な、そして手軽な食材の多く含まれている糖質。
そもそも糖質はどんな働きをするのか。
脳を含め体のエネルギーのもとになります。しかも即効性があります。
ただ、血糖値を急激に上げる作用があるので、血糖値が下がる際に「副作用」のような症状が出ることがあります。健康状態によりますね。
九州で学習塾をされている先生が東洋経済によせた記事に、血糖の動きについて表であらわしてくださっています。
ご飯やおやつを食べるたび、消化にともない膵臓からインスリンが分泌されて血糖値を下げる仕組みがあります。
なので、食後は表のように急激に血糖値の上昇があり、インスリンの分泌によって下がっていきます。
血糖値の上昇・下降で表に書かれているような副作用がでるようです。(症状は人によります)
食事をするたびに気づかないうちに体内でこんなことが起こっていたら、落ち着かないのも頷けます。
ちょこちょこと間食しているのも体に悪いと聞きますが、グラフで見てみると「すごく悪影響がありそう」だと認識できますね…
血糖値が平常値まで下がった際にまた甘いものが欲しくなるという無限ループに陥ってしまう…
震えたら落ち着くために、とにかくチョコなど甘いものを食べてました。
…ダメの典型だったのね
これが長期間続くと膵臓が疲れてしまい過剰反応などの機能障害まで引き起こすかもしれないそうです。
我が家も毎日3食、バランスよくご飯を食べていると思っていました。
夜ごはんの前に娘にお腹が空いたと言われたら、小さなおにぎりを作って食べさせていたりしました。
そう信じて疑うことはありませんでした。
だって母子手帳にもこんな表が載っていていましたから。
この表をみると、主食のごはん・パン・麺は全体の食事の中でも大きな割合を占めている印象を受けます。いっぱい食べてOKだと。
ただ、主食とされる食品はどれも糖質が多く含まれています。
白米は一見ヘルシーですが、150gに糖質55.2g含まれています。
(出典:saraya 食品の糖質量一覧)
白米100gで36.8gになるね。
そもそも一日で推奨される糖質の摂取量は、
食・楽・健康協会の山田悟代表理事によると、食事一食あたりの糖質量を20~40gとし、それとは別に間食からの糖質10gを含めた一日の糖質量(=適正糖質)を70~130gにすることが推奨されています。
出典:グリコ「今日から実践できる糖質制限ダイエットの方法」
だそうです。
記事の内容は成人向けですから、子どもの場合はもうちょっと少なくなりますね。
記事中にあった最低値70g/日を子供に当てはめてみたとしても、結構少なめ…
白米2杯で1日の理想の量はオーバーです。
ちなみに6枚切の食パン(60g)の糖質量は26.6g。
現在の食事内容で少な目にして3食を食べても糖質量はオーバーしているな、と感じる方が多いのでは??
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質的栄養不足とは?
そもそも人の体は何で出来ているのでしょうか。
大塚製薬のウェブサイトで分かりやすい図を発見しました。
これによると、水分とタンパク質が多くを占めています。
そう、普通に生活していても新陳代謝は行われ、筋肉や内臓を維持するためにはタンパク質が必要なんです。
また、タンパク質は神経伝達物質の元になります。ホルモンなども作ります。
なのでタンパク質が不足すると、イライラしやすくなったりぼんやりすることが多くなったりという症状があるようです。
人間の体にとってとても重要なタンパク質ですが、子どもに、特に未就学児の食事では意識している人はかなり少数じゃないでしょうか。
・やり始めてもダラダラして集中力がない。
・落ち着いて椅子に座っていられない。
・そもそも読み書きに興味を示さない。
っていううちの子、もしやタンパク質不足だから?!?!
この他に鉄分など、必要な栄養素はあります。
ただ大きな要素として、食事はしっかりとっていても糖質過多になったり、タンパク質不足に陥っていることがあるようです。
成長過程にある子供の体では、神経伝達細胞も発達段階。
タンパク質が不足し続けると、神経伝達どころかその機能をつくること自体が難しくなりそうです。
活発に運動していない大人の場合、1日に必要なタンパク質量は下の式で計算できます。
1日に必要な【タンパク質・糖質】量(g)= 自分の体重(kg)×0.8(g)
成長過程にある子供の場合はより多くのタンパク質が必要になり、この式の末尾0.8gを増やさないといけません。
厚生労働省『日本人の食事摂取基準(2015年版)』を参照すると、5歳女児は25gの摂取を推奨量とされています。
体重がだいたい20kgとして数式に当てはめると、
25(g)= 20(kg)× ?(g)←1.25g となります。
1日に必要な【タンパク質・糖質】量(g)= 自分の体重(kg)×1.25(g)
これで必要摂取量がわかりますね!
ということで、過多を削り不足を補う方法を紹介!
学習できる体にするためにはタンパク質量アップ、糖質カット!
糖質過多なら控えればよい。シンプルですが、これが難しいのです。
すでに紹介したこの図のように、糖質を摂取した後にまた欲するようなサイクルが出来上がっています。
強靭な意志の持ち主なら断ち切ることも可能かもしれませんが、大人でも難しいです。
で、どうするかというと、
食事の内容をタンパク質が多い肉・魚などのおかずを増やし、白米の量を減らすなどが出来ますね。
実際タンパク質不足・糖質過多だと感じていたので、私も卵やチーズ、ナッツを食べたり、プロテインを飲むようにしました。
すると、甘いお菓子をはじめ、白米もパンも、少な目で満足できるようになったんです。
仕事中に食べていたお菓子は食べなくなりました。
それに一日に4~5杯飲んでいたコーヒーが減らせました!
そして出産後なかなか減らなかった体重が2kgほど減りました♪
お菓子もコーヒーもこれまでは「我慢我慢」と思っていたことでしたが、自然と減らせたのが本当に驚きです。
娘用には子供向けに販売されているプロテインを購入。
サプリで摂取できるのが一番早いですが、間食にゆで卵やチーズ、その他タンパク質が多いするめなどを食べてもらうように誘導しています。
その他、タンパク質がとれるふりかけなんていいかも。
普通のご飯にかけるだけ、なんて手軽!
おやつにはナッツやチーズ、あたりめを。
甘いものを欲しがることもありますから、プロテインバーなども活用してタンパク質量を増やせるようにしています。
私はこれが好きです!
お菓子をすべてダメ!というような制限をすると辛いので、アイスやお菓子を食べることもあります。
「アイスは半分ね」などと声掛けして、食べる量を減らすように誘導してます。
絶対ダメと言うと親子でストレスになりますからね。
ゆるーくが続けられる秘訣!
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まとめ
タンパク質不足、糖質過多は子どもだけでなく大人にも言えること。
この本では、子どもに糖質過多・質的栄養不足の症状がみられる場合は、たいてい母親も栄養不足に陥っているそう。
「子どもが良い状態になって欲しい」という思いが先立ちますが、親も元気に過ごせるように一緒に実践すると良いようです。
タンパク質不足・鉄不足になっているのか知りたい場合は、かかりつけの小児科などに相談してください。
親子で血液検査をしてくれることもありますよ。
すでに書きましたが私もプロテインを飲み始めました。
以前は仕事中に猛烈に眠くなることがありましたが、お昼の炭水化物の量を減らしたらほぼ眠気に襲われることがなくなりました。
甘いお菓子も、大好きだった菓子パンもスルー出来るようになったのは不思議です。
プロテインは美味しくないと思っていましたが、結構おいしく飲めます!
私が飲んでいるプロテインは最後にご紹介します。
本ではタンパク質量だけでなく、鉄分量も重要だと書いてあります。
女性は月経があるので男性より不足する可能性が高いそう。
サプリで鉄(キレート鉄が推奨)をとるのがいいですが、長期的に考えると費用がかさみますね。
なので鉄を使った調理器具を活用するのも手です。
私が購入したサプリ&鉄補給器具
私が購入したのは通販サイトiHerbのプライベートブランドのもの。
iHerbでは美容製品を良く買っていましたが、プロテインを初めて購入。
ダークチョコレート味です。結構おいしい。
2ポンド=908g入りで2,489円(2020年8月現在)
ザバスで同じくらいの量と比べるとだいぶお安く感じます。
iHerbはよくセールを開催するので、より安くかえることもあります!
こちらの紹介コードを利用するとさらに5%オフ!
注意:注文金額が15,500円 を超えると、配達時に関税・その他の税・手数料などがかけられます。
楽天でもプロテインを買いました。
ザバスよりだいぶお手頃価格です。
毎朝豆乳に混ぜて飲んでいます。飲めるときは夜も。
味はまぁまぁですが、どちらかというとiHerbのプロテインのほうが好きです。
鉄分摂取用に私はこれを買ってみました!
鉄だけのものよりゆるーく始められるかなと思ったので、最初はこれで。
ビタミンCを一緒に摂取すると鉄の吸収が促されるとのことなので、鉄だけのサプリを取る場合はビタミンCも併せると良いようですよ!
子どもにサプリは…と思い、色々探して見つけたのはこちら。
毎日作っている麦茶用のお湯を沸かすときに利用する予定。
あとはフライパンはテフロン加工ではなく積極的に鉄製を使うようにしています。
私の周りでも実践している人がいますが、明らかにお子さんが逆切れしなくなったと聞きました!
にわかに信じがたいですが、ちょっとの意識で変われるんだなと思いました。
やっぱり私たちの体は食べたもので出来ているんですね。
より集中力アップが出来て、自主的に机に向かえる、勉強が楽しめる子どもになるといいな!
実践前に一読、がお勧め。
3歳11カ月からログを取り始め、これまで記事にした月の一覧です。
我が家が取り組み中のおうち英語についてはこちらからどうぞ!
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